確定申告には、「青色申告」と「白色申告」があり、青色申告のほうが節税のメリットがあるというお話をしました。
白色申告と青色申告の違い青色申告が適用されると、確定申告で最大65万円の控除が受けられるので、保障の少ないフリーランスの方はぜひ利用したいですね。
しかし、青色申告を利用するには、手続きと準備が必要になります。
具体的にどんな手続きが必要なのか、勉強しましょう!
必要な手続き
フリーランスとして活動するためには、まず税務署に開業届を申請しましょう。開業届とは、正式には「個人事業の開業・廃業届」のことを言います。
開業届の提出は必須ではありませんが、青色申告するためには提出する必要があります。
提出期限は1ヶ月以内になります。
「所得税の青色申告承認申請書」を提出することで、青色申告が可能になります。
確定申告をする年の3月15日までか、1月16日以降に改行した場合は、2ヶ月以内に提出する必要があるので、開業届と同時に提出することをおすすめします。
利用者識別番号とは、電子申告(e-Tax)をするために必要な16桁の個人識別番号です。
マイナンバーカードをお持ちであれば、e-Taxからオンライン申請が可能です。
書面での提出は、「開始届出書」というものを提出します。こちらは提出後、通知が届くまでに少し時間がかかります。
電子申告するには、マイナンバーカードが必要です。
マイナンバーカードを申請して取得するまでに1ヶ月程度時間がかかります。
マイナンバーカードをお持ちでない方は、ID・パスワード方式での申請が可能ですが、マイナンバーカードの方が読み込むだけで申請が出来るので便利です。
また今後、マイナンバーカードが必須に変更になるとも限りませんので、今のうちに申請しておくことをおすすめします。
9月30日までに申請するとマイナポイントが最大20,000円もらえます。
マイナポイントは必ず申請して、ポイントをもらおうまとめ
確定申告の開始時期は、基本的に2月15日から3月15日の間になりますが、手続きに時間がかかるものもあるので、今のうちから準備しておくことをおすすめします。
開業届や青色申告承認申請書の提出は期限があり、遅れて提出した場合、遡っての申請は難しくなると思いますので、フリーランスになったらまずは手続きしましょう!